スラッジとは?発生のメカニズムや対策を徹底解説

スラッジとは?発生のメカニズムや対策を徹底解説

機械のチェーンに発生する黒い汚れ、「スラッジ」。

スラッジが蓄積すると、機械の性能を下げ、故障や製品への混入を引き起こします。

この記事では、スラッジが発生するメカニズムと対策について徹底解説します!

 

スラッジとは

食品製造機械においての「スラッジ」とは、潤滑油を使用中に変質して出てくる油の不溶分です。

始めはドロドロとした半液体状ですが、時間経過とともに、チェーンに固着していきます。

そのままスラッジを放置していると、チェーンの寿命を短くしてしまう原因になります。また、細かな箇所に、潤滑油が届かず部品が摩耗します。

他にも、製品へ混入してしまう可能性や単純に不衛生という問題もでてきます。

 

スラッジが発生するメカニズム

スラッジ 発生 メカニズム

JAX JAPAN 公式チャンネルより >

スラッジができる原因は、潤滑油の劣化です。劣化で特に多い原因が、「熱劣化」です。

潤滑油が熱に耐えられず、生成された炭素が蓄積した結果、スラッジになります。

潤滑油は、ベースオイル(基油)によって、大きな影響を受ける温度帯に差がでます。

 

ベースオイル別熱劣化の目安温度

・ポリアルファオレフィン…200~270℃

・ポリオールエステル…200~270℃

・ジエステル…150~230℃

・ポリグリコール…150~200℃

・りん酸エステル…120~180℃

 

スラッジの対策法

スラッジ対策には、スラッジが発生する前の「防止策」が最も大切になります。

それでは、具体的な対策をみていきましょう!

 

対策法①:温度に合致する潤滑油を選ぶ

潤滑油のベースオイルによって、影響を受ける温度帯が変わりますので、潤滑油の推奨温度とチェーン付近の温度を合わせることが大前提です。

その上で、チェーンの速度、長さ、周辺環境も影響しますので、複数の潤滑油を試し、問題がない潤滑油をお使いください。

また、使い続けるうちに汚れを落としてくれる潤滑油もあるため、価格以外にも目を向け、総合的に選択することがポイントです。

 

対策法②:自浄作用のある潤滑油に変更する

様々な種類の潤滑油の中には、「自浄作用」という特性を持つ潤滑油があります。

この潤滑油を使い続けると、チェーンに付着した一定の汚れを落とすことができます。

スラッジがしっかり固着してしまうと、自浄作用を持つ潤滑油でも剥離が難しくなるため、

手遅れになる前に潤滑油の切り替えをお勧めします。

自浄作用のある潤滑油を使うことで、メンテナンスと潤滑管理を円滑に行うことができるでしょう。

 

▼自浄作用についてコチラの動画で詳しく解説しました。

 

スラッジを除去しないまま使うと何が起きるか

冒頭に、スラッジを放置していると…と記しました。

それはなぜなのか、具体的なリスクとともにお伝えします。

 

チェーンへのダメージ

スラッジを放置すると、チェーンのピンやブッシュに潤滑油が届きにくくなります。

すると、ピンとブッシュの摩耗により隙間が大きくなり、チェーンは摩耗伸びを起こします。

一つひとつの隙間の広がりはわずかですが、チェーン全体では大きな伸びになります。

摩耗伸びの症状としては、チェーンがスプロケットを乗り越えることが多く、新品と交換する必要もでてきます。

 

また、スラッジが固着した分が重くなるため、チェーンにたるみができ、振動や異音の発生につながり、メンテナンス回数増などの負担がでてきます。

 

まとめ

スラッジを発生させることにメリットはありません。

もしお困りでしたら、潤滑油の選定から始めてみませんか。

ブログがきっかけで、一緒に解決できたら嬉しいです。

 

▼「自浄作用」を備えた耐熱チェーンオイルの製品説明はコチラ

 

▼「自浄作用」を備えた耐水チェーンオイルの製品説明はコチラ

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